最後に新井さんに「下仁田の何が好きですか?」と尋ねたら、お店のすぐ近くにある諏訪神社の秋季例大祭を挙げてくれたんだけど、そこでもこんにゃく大臣が大活躍!
「天保年間(1830~1844)から伝わるお祭りなのですが、この日ばかりは『こんなに人がいたのか!』と思うほど、大勢の人が集まります。祭りの見所は7台の山車で、等身大の人形が乗っている大きなものです」
「この山車、実は『だし鉄』と呼ばれた名人、山本鉄五郎さんが戦前に作ったモノで、東京の神田にあったんですが、路面電車を通すということで町に電線を走らせたら、山車を通せなくなったそうです。それで、下仁田のこんにゃく大臣が買って持ってきたんです」
「良かったら見てください」とお祭りの様子を収めたDVDを頂いたので帰京後に見てみたら、高さが3メートルぐらいあって、大きいというより巨大! この立派な山車を7台も購入したこんにゃく大臣、さすがです!
川内イオ