未知の細道
未知なる人やスポットを訪ね、見て、聞いて、体感する日本再発見の旅コラム。
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本当にネギとこんにゃく以外なにもないのか!?

下仁田町アポなし探訪!

文= 川内イオ
写真= 川内イオ
未知の細道 No.81 |25 December 2016
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#3個人的に好きな場所やモノ

アポなし男に温かく対応してくれた下仁田町観光協会の松本秀信さん(右)、同町移住コーディネーターの高橋朱さん(中央)、加庭紀夫さん(左)

 突然の闖入者を温かく迎えてくれたのは、下仁田町観光協会の松本秀信さん、加庭紀夫さん、同町移住コーディネーターの高橋朱さん。観光協会の方に「仕事とか関係なしに、下仁田で個人的に好きな場所やモノを教えてください!」という無茶ブリに「え!?」と驚きつつも、快く話を聞かせてくれた。

 松本さん「僕は神津牧場の景色が好きです。日本じゃないような風景が見えるんですよ。縁結びだけじゃなくて、縁切りの願掛けもある中之嶽神社も面白いですね。グルメでいえば、洋食屋で修行してきたシェフがいる安兵衛と、定食屋の一番。安兵衛は季節限定で出している下仁田ネギのグラタンが美味いんです! 一番は何といっても餃子。おばあさんが店をやっているんだけど、皮から餃子を作っていて、それが安くて美味しい!」

 加庭さん「一番は確かに美味いね! もし行くならタンメンがおススメですよ。あとは洋食レストラン日昇軒。大正時代から営業している和洋食のレストランで、上品な味ですね。甘いモノなら、古月堂のあんドーナツと嶋屋のあんこまんじゅう。嶋屋のまんじゅうは、あんこのなかにインゲン豆が入っていて、珍しいんですよ。あれは美味い!」

「仕事関係なしに」と前置きしたのが功を奏したのか、松本さんと加庭さん、かなりアツく下仁田町のお気に入りについて語ってくれる。最近移住コーディネーターとして働き始めたばかりという高橋さんは、先輩ふたりの勢いに押されている様子だったけど、「私は荒船の湯のサウナが好きです。低温なので、長く入っていられるので」と教えてくれた。

これこれ、僕が求めていたのは! 旅といえばグルメと風景! 時計を見ればちょうどお昼時。3人に話を聞いている時から、気分はタンメン&餃子だった。まずは一番に!

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未知の細道 No.81

川内イオ

1979年生まれ、千葉県出身。広告代理店勤務を経て2003年よりフリーライターに。
スポーツノンフィクション誌の企画で2006年1月より5ヵ月間、豪州、中南米、欧州の9カ国を周り、世界のサッカーシーンをレポート。
ドイツW杯取材を経て、2006年9月にバルセロナに移住した。移住後はスペインサッカーを中心に取材し各種媒体に寄稿。
2010年夏に完全帰国し、デジタルサッカー誌編集部、ビジネス誌編集部を経て、現在フリーランスのエディター&ライターとして、スポーツ、旅、ビジネスの分野で幅広く活動中。
著書に『サッカー馬鹿、海を渡る~リーガエスパニョーラで働く日本人』(水曜社)。

未知の細道とは

「未知の細道」は、未知なるスポットを訪ねて、見て、聞いて、体感して毎月定期的に紹介する旅のレポートです。
テーマは「名人」「伝説」「祭り」「挑戦者」「穴場」の5つ。
様々なジャンルの名人に密着したり、土地にまつわる伝説を追ったり、知られざる祭りに参加して、その様子をお伝えします。
気になるレポートがございましたら、皆さまの目で、耳で、肌で感じに出かけてみてください。
きっと、わくわくどきどきな世界への入り口が待っていると思います。