金華山へのアクセスには、注意が必要だ。東日本大震災以前は、宮城県石巻市の鮎川港と女川港から1日に複数の定期便が出ていたのだけど、宮城県の沿岸地域、そして金華山でもいまだに震災からの復旧作業が続く現在、鮎川港、女川港ともに定期便は日曜日に1便しか出ていない。ほかの曜日に島に渡りたい場合、船をチャーターするしかないというのが現状だ。
ただし、女川港からは不定期ながらも土曜に臨時便が出ていて(往復3,100円)、この船に乗れば土曜に1泊して日曜の便で帰ることができる。僕はこの方法で現地に向かった。
女川港からの臨時便には、「金華山パワースポットめぐり」というオプションがついている。地元のガイドさんから金華山と黄金山神社の話を聞けるのなら、それに越したことはない。男一人でパワースポットツアーに参加することに若干の照れを感じつつ、事前に申し込んだ。
これが大正解! ガイドも務める船長さんのトークが面白い! 船が出てからパワースポット巡りが終わるまで、まるで本職のツアーガイドのように、金華山の歴史、東日本大震災の体験談、実際に金運アップした人の話などなどを流ちょうに解説してくれた。
川内イオ