というわけで、今年も7月28日から8月20日まで、32回目の星空の映画祭がやってくる。最後になったが、今年のラインナップからいくつかの映画を紹介したい。
オープニングは、『ラ・ラ・ランド』。その後は『君の名は。』『美女と野獣』『この世界の片隅に』と大ヒット作が続く。
(今年の上映の詳細はホームページやフェイスブックページにて)
ここら辺はあまり説明が必要なさそうなので、個人的に見たい! と思った三本を紹介したい。
まずは、山岳ドキュメンタリー『メルー』。
山岳もの、冒険ものが好きな私には、これは外せない!
インドヒマラヤの6000メートル級の高山、メルー。ヒンズー教の聖地でもあるそうだ。その未踏の難関ルートに挑む登山チームに密着。八ヶ岳の麓で見たら、まさに手に汗を握ること間違いなしだろう。
次は、他民族国家マレーシアからやってきた『タレンタイム 優しい歌』。
音楽コンクールを題材にした映画で、宗教も民族も超えて響く柔らかな歌声が胸に響く名作。見た人の多くが生涯のベスト映画にあげたくなるという伝説的な作品だ。
そして、注目は最終日に上映されるジャニス・ジョプリンのドキュメンタリー映画、『ジャニス リトルガールブルー』。
20世紀最高のシンガーと言われながら、27歳で夭折。その燃え盛る炎のような短い人生を追った作品である。
これは、最終日にかかるという意味でも、映画祭にとっても特別な一作だ。
星空の映画祭では、スタッフも一緒になって映画を見られるのは、最終日だけ。だから、長い映画祭を一緒に走り抜けたことを祝い、とびきりスペシャルな音楽映画が選ばれる。
ジャニスの魂の歌声は、人々にどんな魔法をかけるのだろう?
それを知るのは、その日そこに足を運んだ人々だけ。
さて、夏休みのご予定はいかがですか?
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川内 有緒