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第五回秋冬北海道の四季フォトコンテスト結果発表
テーマ
1.「私が写すハイウェイ」部門
“北海道の高速道路やSA・PA(サービスエリア・パーキングエリア)、
※北海道ハイウェイガーデンを写した四季を感じる写真”
2.「私のドライブ」部門
『北海道をドライブしていたら、こんな綺麗な風景を見つけた』
“有名な観光地ではないけれど、誰かに教えたくなるような素敵な風景”
“本当は誰にも教えたくない、自分のアルバムだけにしまっておきたいとっておきの風景”を写した写真
3.「私が写す北海道」部門
“北海道の雄大な大地に広い空、美しい緑や花々、果てない海や凍てつく冬の雪景色、たくましく生きる野生動物など、春夏秋冬それぞれの北海道らしさを感じる写真”
募集期間
秋冬の部
平成25年10月1日(火)~平成26年3月31日(月)
全国各地の112名の方から、応募総数406点もの多くのご応募をいただきました。
ご応募いただきましたみなさま、誠にありがとうございました。
厳正な審査の結果、下記のとおり、18点の入賞作品を決定しました。
入賞者のみなさま、おめでとうございます。
講評
【審査員】北海道教育大学 芸術課程美術コース 教授 伊藤 隆介
秋冬の「北海道の四季フォトコンテスト」は、前回と比較して応募作も増え、今まで以上に繊細で美しい作品が集まりました。入賞作品をご覧いただけば一目瞭然ですが、光を巧みに使った作品に恵まれました。また、冬をテーマにした作品に良作が多かったのも印象的です。冬の情景と言えば、白銀の風景を連想しますが、そこに差し込み、雲へ反射する光から豊かな色彩を引き出した作品が目立ちました。
本コンテストの看板とも言えるテーマの「私が写すハイウェイ」部門では、人工の建造物であるハイウェイと、周囲の自然をうまく組み合わせ、四季のムードを演出できるのかが腕の見せどころです。その結果、従来は一般の自然写真に「お題」としての道路の存在を添える…という程度のバランスの作品が多くなりがちでした。しかし今季のコンテストでは、堂々と「ハイウェイにおける季節」を描いた良作が多かったように思います。最優秀賞の青木利浩さんの作品「冬の千歳川と道東道と青空」は、その題名の通り3つの要素が渾然一体となって、北海道の空間感や空気感が伝わる作品となりました。上下のシンメトリ(対象)をややずらした構図からなる、光とその反射による遠近感が見事です。静的な雰囲気の中で、画面左上方のバスのシルエットが作品に動きとドラマ性を与えてくれています。一方で、俯瞰、同系色でまとめられた今井秀幸さんの優秀賞作「厳冬期遠望」も北海道の冬の空気の清冽さが伝わる作品でした。
前回から始まった「私のドライブ」部門は、テーマの意図も浸透し、審査は激戦となりました。観光名所のみによらない、自分だけが知っている大切なスポットや体験を共有しようという部門ですから、ロケーションの意外性や新規性といった魅力に加え、写真表現の質としては、撮影者のプライベートな視線をどう生かせるかということがポイントでした。その結果、普段は何の変哲も無いであろう場所において、自分が出会ったロケーションの「一瞬」の表情の変化を捉えた作品が残りました。端的に言えば、こちらも光を巧みに造形に昇華した作品群です。SNOWMANさん「ゆきどけ」、武石一俊さん「夕日に照らされた余市港」の雲の表情、北野季氷音さん「雪原の翼」の長く伸びた影など、雲や雪、水の織りなす複雑な、しかし次の瞬間には消え去ってしまう自然の造形の儚さ、繊細さをすくい取ったベストショットが続きます。そこから伝わってくるのは、まず、個々の撮影者による、ロケーションへのストレートな「感動」の表現でした。
「私が写す北海道」部門ではバラエティに富んだ作品が寄せられ、大いに楽しみました。目立った傾向としては、登山の機会に撮られた「絶景」が多かったことです。その代表格が「私が写す北海道」部門で受賞された井上憲吾さんの旭岳で、小さな人物と比較しての自然現象のスペクタクルさはまさに北海道です。林範明さんの「白い冬の岬」 をはじめとする空撮シリーズも楽しい作品でした。凧にデジタルカメラを載せての空からの撮影で、どの作品にも糸が一部映りこんでいます。その糸が遠く細くなっている地点に立っている人影がおそらく林さんでしょう。自分で自分の頭の上を観察するようなユーモラスさもあり、風景写真でありながら、これは一種のポートレイト写真とも言えます。動物を撮影した魅力ある応募作も多かったのですが、竹岡盛一さんの「厳寒の調教」は、逆光の中での対象のシルエットの情感が光りました。馬の吐く息が寒さと光によって造形となり、詩情を生みました。
ストレートな撮影方法の作品に優れたものも多かった第5回秋冬のコンテストでしたが、入賞作は総じて「プラス・アルファ」の要素が加えられた作品でした。言い換えると、出会った対象(被写体)に反射的に「撮らされる」のではなく、光やマチエール(質感)といった味わいを取り込む観察眼を持った作品が残りました。
次回からは応募期間が変わるようです。より長いスパンで、一年の季節の移り変わりを意識する、「選ぶ」という視点が前に出てくるのではないでしょうか。大地の恵みに感謝できる、力作のご応募を期待します。
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