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第三回秋冬北海道の四季フォトコンテスト結果発表
テーマ
1.「私が写すハイウェイ」部門
“北海道の高速道路及び休憩施設を写した 四季を感じる写真"(高速道路や休憩施設から見える風景も対象とします)
2.「つながる幸せ」部門
“北海道をドライブ旅行したときの思い出が詰まった、「絆(つながる)」を感じる人物の入った写真"
(北海道であれば、「ハイウェイ」でも「ハイウェイ以外」でも対象とします)
※個人が完全に特定できる写真については、本人の承諾を得た上でご応募ください。
3.「私が写す北海道」部門
“北海道の四季を感じる写真"
募集期間
平成23年10月1日(土)~平成24年2月29日(水)
全国各地の126名の方から、応募総数443点もの多くのご応募をいただきました。
ご応募いただきましたみなさま、誠にありがとうございました。
厳正な審査の結果、下記のとおり、16点の入賞作品を決定しました。
入賞者のみなさま、おめでとうございます。
講評
【審査員】北海道教育大学 美術コース 教授 伊藤 隆介
3回目を迎えた「北海道の四季コンテスト」、2011年の秋冬の部には、今回も全国から443点もの応募がありました。早くも「常連」と呼べるような方々に加え、新たな応募者の方々からも新鮮な作品が寄せられ、レベルもますます向上しています。良作、秀作の多さに、審査は回を追う毎に難しく、しかし充実したものになっており、本コンテストが確実に定着している印象を強く持ちました。
高速道路や休憩施設で感じた四季感を表現する「私が写すハイウェイ」部門に顕著ですが、今回は女性応募者による非常に優れた作品が(選内外を含めて)増ました。女性ならではの繊細な感性に加え、確かな技術で、テーマが存分に表現されているのです。受賞作「光る道」(田村芳枝さん)は、道東道の路面に反射する光をグッド・タイミングでとらえています。背景は影に包まれていますが、道路との明暗のコントラストが、季節や時間を印象的に表現しています。そこを行く自動車の小さな姿は、家路か旅の宿に急いでいるのか。イマジネーションが湧く、人への共感と、ドラマ性が高い作品でした。
「絆(つながる)」をテーマに、北海道でのドライブの思い出などを綴る「つながる幸せ」部門は、旅の記念撮影やスナップという枠を越え、表現豊かな良作が揃いました。「幸せ」を表情のみならず、情感、動き、風景への仮託で表現した作品です。中でも目を引くのは、撮影者と被写体との関係性を感じさせてくれる作品でした。山内佳子さんの「大きな栗の木の下で」は、娘さん、お孫さんをとらえたスナップ写真ですが、母子のポーズからなる愛情のみならず、北海道の短い秋の柔らかな光に囲まれた「幸福」の一瞬が記録されています。樹々の色彩は、セピア色の写真を連想させるノスタルジックな味わいを作品に加え、娘さん、お孫さんを撮影する山内さんご自身の幸せが、受けつぐべき「家族の記憶」の1ページであるような、生きることの深さ・切なさをも醸し出していると思います。「馬とキスする私」(井上太さん)は、望遠レンズでねらった背景のボケ味の生きた、ロマンチックな写真です。よく見ると岩見沢サービスエリアにある作り物の馬で、そう判るとユーモラスにも感じられてきます。井上さんと奥さまの「名チーム」の愛らしさ、つまり関係性が伝わってきました。澤田硬平さんの「まずは、ハラごしらえ」の、よそ行きでない(笑顔でもない!)照れた表情も、リアルな、率直さとおかしみが魅力です。
北海道の四季を自由に表現する「私が写す北海道」部門でも、北の大地のバラエティ豊かな顔が見られました。大野信子さんの「出逢い」のような詩情・・メッセージ性・テクニック共に高い作品は文句なしの受賞ですが、動物を被写体にした作品に優秀なものが多かったのも特徴でした。道東などで丹頂鶴や白鳥の生態を粘り強くものにした応募作はおなじみですが、今期は「動物写真」に見える四季というより、北海道の「四季の表現」に動物たちを織り込んだ作品が光りました。風景写真が多い本コンテストでは小山憲紀さんのその名の通り「躍動」は新鮮に映りました。対照的に、静的な魅力の「厳冬の日の出」(田中康夫さん)は水の質感が見事で、さらに二羽の白鳥を配したことが、水の動き、柔らかさの表現にいっそうの深まりを加えています。
全部門共通の「四季フォト」賞では、絵になる風景が盛り沢山である北海道を、それぞれの観察眼を活かし、工夫をこらし、掬(すく)いとった作品に軍配が上がりました。北海道の雄大さを、収穫物を並べて遠近感を表現した「玉ねぎ収穫」(真田美代子さん)の、生活に根ざしたユーモア感覚は光ります。高速道路と夕日、落葉のあとの樹を組み合わせた「橋のシルエット」(田村謙次さん)は、道民ならばどこかで見覚えのある、しかし本コンテストでは初めて見たモチーフでした。
「つながる幸せ、もっと近い北海道へ」が、このコンテストのテーマです。プロフェッショナルの写真でおなじみの観光名所だけではなく、あえてプロの撮らない「北海道の四季」をオリジナルの感性で切りとり共感できる、たくさんの意欲作を次回も期待します。
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