高速道路の路肩に立っている数字の意味は?(ドライブまめ知識)
高速道路を走っている時、路肩や中央分離帯のところに、数字が書いてある小さな標識が立っているのに気付いたことはありますか?これは、キロポストと呼ばれている標識です。
キロポストに書かれている数字は、文字通り「距離」を示しています。どこからの距離を示しているのかというと、高速道路の起点からの距離を示しています。
それぞれの高速道路には、「起点」があります。例えば、北関東道の起点は高崎JCTです。北関東道を高崎JCTから水戸方面に走っていて、「46.8」というキロポストを見つけたら、そこは、高崎JCTから46.8kmの地点ということです。
では、キロポストはなぜ設置されているのでしょうか?もちろんこの数字は、高速道路を管理するために必要な情報なのですが、他にも理由があります。
皆さんも高速道路を走っていて、「今、いったいどのあたりを走っているんだろう」と思ったことは無いですか?高速道路は一般道と違い、お店の看板や、信号に付いている交差点名称を示す看板等はありません。なので、高速道路で自分が今走っている場所を正確に言うことは、とても難しいことです。
では、例えば、高速道路で事故や落下物を発見したらどうすればよいでしょうか?まずは通報をお願いいたします。携帯電話等から道路緊急ダイヤル「#9910」へ通報してください。その際、必ず同乗者の方からかけていただくか、休憩施設など安全な場所に移動・停車しておかけください。
次に、何と伝えていただくかが重要です。自分が走っている場所がよく分からないと、「事故です。事故を目撃しました」と伝えることは出来ても、具体的な場所を伝えることができません。そんなときに役立つのがキロポストです。「○△キロポストで事故です」と具体的な数字を伝えれば、お客さまから通報を受けた交通管理隊や警察も、事故現場の場所がすぐにわかります。素早い現場対応のためにも、キロポストの情報は絶対に必要な情報なんです。
ちなみに、キロポストが示す数字は、上り線でも下り線でも同じ。高速道路では、「上り線の起点」「下り線の起点」という考え方はなく、あくまで起点は一つという考え方なんです。
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