落下物はどのように回収しているの?(ドライブまめ知識)
車が高速で行き交う高速道路では、小さな落下物でさえ、放置されてしまうと大変な事態につながる恐れがあります。そのため、高速道路で見つかった落下物は、速やかに回収されています。一体、誰がどのように回収しているのでしょうか。
黄色いパトロールカーでお馴染、交通管理隊
高速道路上の落下物は、主に「交通管理隊」の隊員が回収しています。交通管理隊は、黄色いパトロールカーに乗って、高速道路に異常事態が起きていないか、24時間・365日、巡回をしています。
隊員が巡回中に落下物を見つけたら、すぐに回収作業に取り掛かります。また、お客さまからの落下物に関する通報を受けて、現場に急行することもあります。
交通管理隊は、常に2人1組で動いています。回収作業は、高速道路上で行うため、とても危険です。そのため、回収作業には、隊員2人の連携が欠かせません。
1人の隊員は、旗を振って隊員の存在をドライバーに知らせるとともに、車の流れが途切れたところで、笛でもう一人の隊員に合図をします。その合図を受けて、もう一人の隊員が落下物のところまで走って行き、回収を行います。車の流れが途切れないと回収に向かえないため、とても長い時間、旗を振り続けなければならない時もあります。
どんなものが落ちているの?
高速道路で交通管理隊が回収している落下物は、どのようなものが多いのでしょうか。ネクスコ東日本が調べた、高速道路上で特に多い落下物は下記の3種類です。
- 1位:プラスチック・ビニール・布類(毛布/シートなど)
- 2位:自動車部品類(タイヤや自動車附属品など)
- 3位:木材類(角材やベニヤ板など)
そのほか、冬季にはスノーボード板など冬ならではの落下物も見つかります。こういったものが車から落下する原因の多くは、積荷の固定不足です。出発前、高速道路走行前には、必ず積荷の点検をお願いします。また、長距離・長時間走行の場合は、途中のSA・PAで再点検を欠かさず行ってください。
落下物を発見したらどうすれば良い?
もしも高速道路を走行中に落下物を発見したら、料金所の係員や最寄りSA・PAの非常電話、同乗者の方から道路緊急ダイヤル♯9910で通報をお願いいたします。
通報を受けた際は、交通管理隊が現場に急行するとともに、情報板で、落下物があることをドライバーにお知らせします。
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