高速道路の壁に甲子園のツタが使われているって本当?(ドライブまめ知識)
高速道路は、のり面の草木やSAPAに植樹された桜、生き物が暮らすための池や森(「ビオトープ」と言います)等、緑を目にすることが多いところです。例えば、皆さんは高速道路の壁が緑に覆われている光景を見たことがありますか?今回は、そんな高速道路の壁面緑化について紹介します。
壁面緑化にはどんな効果があるの?

壁面緑化とは、遮音壁の前面やコンクリートの壁面を、ツタなどの植物を用いて緑化したものです。壁面緑化には、コンクリートや金属などの硬い印象を和らげるとともに、ヒートアイランド現象や地球温暖化など環境負荷を軽減させる働きがあります。
例えば、京葉道路 穴川IC~貝塚ICなどの壁面緑化には「ナツヅタ」を使っています。「ナツヅタ」は、生長が早く、吸盤で壁を這いあがる特徴を持っているので、壁面緑化に適しています。
甲子園球場のツタを使っているって本当?
壁面緑化に使用している「ナツヅタ」は、導入当時、あまり売られておらず、高速道路の壁面緑化に必要なたくさんの苗を集めるのに苦労していました。そんな時、着目したのが阪神甲子園球場の外壁を覆う名物「ナツヅタ」です。そこで、甲子園球場に種子の提供をお願いしたところ、快諾をいただきました。
当時は、1月ごろに甲子園球場の「ナツヅタ」から種子を採取し、1年~1年半かけて育てた後、高速道路の壁面緑化のために植え付けを行っていました。
滋賀県湖南市にある「NEXCO総研 緑化技術センター」では、甲子園球場の「ナツヅタ」から採った種子と育てた母樹から採った種子を育て昭和47年から平成14年までの間に、約43万本を生産し、全国の高速道路に出荷していました。昨今は、市場で「ナツヅタ」の調達が可能となったため生産を終了しています。
NEXCO東日本の環境への取り組みは、ドラぷら公式チャンネルでも紹介していますので、是非ご覧ください。
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