未知の細道
未知なる人やスポットを訪ね、見て、聞いて、体感する日本再発見の旅コラム。
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[ 第50回特別企画 ]まだ見ぬ絶景をドライブ! 未知の絶景 [ 前 編 ]


北海道

絶景の宝庫として知られる北海道。
青い池、ファーム富田、雲海テラス……
景色としては素晴らしいのは行かずもがな。
まだ知られていない絶景はどこにあるのか。
そう、絶景は写真で見るものじゃない。自分で探しに行くものだ。
第50回目の記事となる未知の細道は、「未知の絶景」をドライブで探す旅。

文= 志賀章人
写真= 志賀章人
未知の細道 No.50 |10 September 2015
  • 名人
  • 伝説
  • 挑戦者
  • 穴場
北海道

本州から北海道へ車で行くにはカーフェリーを利用。レンタカーより割安で利用することができる。

商船三井フェリー

#00絶景は写真で見るものじゃない。自分で探しに行くものだ。

片手でロープを掴まないと登れない急激な山道。腰を落ち着けたくても座れる平面すら見つからない。おまけに、アブが僕の胴回りを旋回しながら追跡してくる。ひとたび歩みを止めたら、すぐにでも刺されそうだ。ある日 森の中 クマさんに……なんて冗談でも歌えない。やっとの思いで森を抜けると、ダイハードな絶壁が待っていた――なぜ僕はこんなところに――。アブと同時に後悔が襲いかかってきた。

今回のテーマは「未知の絶景」。“未知”と言っても人それぞれ。北海道は行ったことがない、という人もいれば、旭川動物園なら何度か、という人もいるだろう。一方で、北海道が地元だという人もいれば、毎年通い詰めているライダーたちもいる。僕はといえば、修学旅行で行ったのが最後。北海道のほとんどの場所が未知である。が、某パソコンの壁紙に採用された青い池や、話題の富田ファームや雲海テラス、有名な美瑛の丘といった場所の写真は、昨今の「絶景ブーム」とともに何度も目にしてきた。あまりに見すぎて、写真で満足している自分すらいる。そこで、このタビは、それらを巡る旅ではなく、まだ見ぬ絶景を探る旅に出てみよう――それくらいの気持ちだったのだ、最初は。

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まだ見ぬ絶景をドライブ!
未知の絶景 [ 前 編 ]

ライター 志賀章人(しがあきひと)

「え?」が「お!」になるのがコピーです。
コピーライターとして、核を書くことで、あなたの言葉にならない想いを言葉にします。
京都→香川→大阪→横浜で育ち、大学時代にバックパッカーとしてユーラシア大陸を横断。その後、「TRAVERINGプロジェクト」を立ち上げ、「手ぶらでインド」「スゴイ!が日常!小笠原」など旅を通して見つけたモノゴトを発信中。次なる旅は、夫婦で世界一周!シェアハウス暦8年の経験から、子育てをシェアする未来の暮らしも模索中。
伝えたいことを、伝えたいひとに、伝えられるようになる。そのために、仕事のコピーと、私事の旅を、今日も言葉にし続ける。
「新聞広告クリエーティブコンテスト」「宣伝会議賞」「販促会議賞」など受賞・ファイナリスト多数。

未知の細道とは

「未知の細道」は、未知なるスポットを訪ねて、見て、聞いて、体感して毎月定期的に紹介する旅のレポートです。
テーマは「名人」「伝説」「祭り」「挑戦者」「穴場」の5つ。
様々なジャンルの名人に密着したり、土地にまつわる伝説を追ったり、知られざる祭りに参加して、その様子をお伝えします。
気になるレポートがございましたら、皆さまの目で、耳で、肌で感じに出かけてみてください。
きっと、わくわくどきどきな世界への入り口が待っていると思います。