未知の細道
未知なる人やスポットを訪ね、見て、聞いて、体感する日本再発見の旅コラム。
53

自分のお店を持ちたいあなたに。 個性100%の“小”店街をめぐる旅

文= 志賀章人
写真= 志賀章人
未知の細道 No.53 |20 October 2015
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#10さいごに

小さな商店が集まる“小”店街をめぐる旅。

徒歩で周れるはずの小さなエリアなのに、とても1日じゃ周りきれません。地図を見るだけでも気になるお店が多いのに、つい足を踏み入れると、店主より先に僕から話しかけたくなってしまう、そんな人柄のあるお店ばかりなのです。気ままな町歩きを楽しみながらも、気がつけば人をたどって“会いに行く旅”になっていました。

なぜ、善光寺門前エリアで若い職人たちのお店が増えているのか。
それは、空き家を再活用することでコストをおさえて個性100%のお店作りができること。それをサポートしてくれる人がいること。地域の人とつながれるイベントがあること。そして、職人たちどうしもつながり合っていること。これだけの条件が揃っている町は確かに珍しいのかもしれません。

行き道よりも、今後の自分にワクワクできる帰り道。
自分の好きなことを仕事にしたい、自分のお店をはじめたい。そんな夢があなたにもあるならば、この場所で叶えられるのかもしれません。



未知の細道 No.53

未知の細道のに出かけよう!

こんな旅プランはいかが?

“小”店街をめぐる旅
(1泊2日~)

予算の目安 2万円~
おすすめの季節 10月~11月

最寄りのICから上信越自動車道「長野IC」を下車、善光寺へ(約30分)
1日目
善光寺付近の駐車場に車を停めて散策
・OND WORK SHOP
・WANDERLUST
・小とりの宿
など自由に散策
2日目
善光寺に参拝、お戒壇めぐり(早朝)
・原風舎
・TIKU-
・ナノグラフィカ
など自由に散策

「空き家見学会」 は月に1度開催

※本プランは当サイトが運営するプランではありません。実際のお出かけの際には各訪問先にお問い合わせの上お出かけください。

ライター 志賀章人(しがあきひと)

「え?」が「お!」になるのがコピーです。
コピーライターとして、核を書くことで、あなたの言葉にならない想いを言葉にします。
京都→香川→大阪→横浜で育ち、大学時代にバックパッカーとしてユーラシア大陸を横断。その後、「TRAVERINGプロジェクト」を立ち上げ、「手ぶらでインド」「スゴイ!が日常!小笠原」など旅を通して見つけたモノゴトを発信中。次なる旅は、夫婦で世界一周!シェアハウス暦8年の経験から、子育てをシェアする未来の暮らしも模索中。
伝えたいことを、伝えたいひとに、伝えられるようになる。そのために、仕事のコピーと、私事の旅を、今日も言葉にし続ける。
「新聞広告クリエーティブコンテスト」「宣伝会議賞」「販促会議賞」など受賞・ファイナリスト多数。

未知の細道とは

「未知の細道」は、未知なるスポットを訪ねて、見て、聞いて、体感して毎月定期的に紹介する旅のレポートです。
テーマは「名人」「伝説」「祭り」「挑戦者」「穴場」の5つ。
様々なジャンルの名人に密着したり、土地にまつわる伝説を追ったり、知られざる祭りに参加して、その様子をお伝えします。
気になるレポートがございましたら、皆さまの目で、耳で、肌で感じに出かけてみてください。
きっと、わくわくどきどきな世界への入り口が待っていると思います。