未知の細道
未知なる人やスポットを訪ね、見て、聞いて、体感する日本再発見の旅コラム。
53

自分のお店を持ちたいあなたに。 個性100%の“小”店街をめぐる旅

文= 志賀章人
写真= 志賀章人
未知の細道 No.53 |20 October 2015
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#5~休憩~ 観光客で賑わう中央通り

しばらく町を歩いて実感したのは、中央通りと裏通りのギャップ。

善光寺に向かってまっすぐ伸びる中央通りは、ピカピカに磨かれた石畳が敷いてあり、広々とした道の両脇には、これまたピカピカに内装の整ったお土産屋さんが並んでいたりします。観光バスから降りてきた団体のお客さんが次々と吸い込まれていくので、入れ替わりも激しく、お店は常に賑わっています。


それに比べて、裏通りは道も細かったり、太かったり、曲がっていたり。住宅や昔ながらの商店に紛れて小さなお店が点在しています。外観は空き家の名残を残していて、ちょっと分かりにくかったりするのも宝探し気分。中に入ると、内装はおしゃれで手入れが行き届いているから驚きます。中央通りに比べると観光客は少ないですが、お店の前を通りかかった地元の人と窓越しに手を振りあったり、おしゃべりしたりで活気があります。

おしゃべりといえば、「たくさんの人が話を聞きに訪れる金属造形作家がいるよ」と聞いて、訪ねてみることにしました。

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未知の細道 No.53

ライター 志賀章人(しがあきひと)

「え?」が「お!」になるのがコピーです。
コピーライターとして、核を書くことで、あなたの言葉にならない想いを言葉にします。
京都→香川→大阪→横浜で育ち、大学時代にバックパッカーとしてユーラシア大陸を横断。その後、「TRAVERINGプロジェクト」を立ち上げ、「手ぶらでインド」「スゴイ!が日常!小笠原」など旅を通して見つけたモノゴトを発信中。次なる旅は、夫婦で世界一周!シェアハウス暦8年の経験から、子育てをシェアする未来の暮らしも模索中。
伝えたいことを、伝えたいひとに、伝えられるようになる。そのために、仕事のコピーと、私事の旅を、今日も言葉にし続ける。
「新聞広告クリエーティブコンテスト」「宣伝会議賞」「販促会議賞」など受賞・ファイナリスト多数。

未知の細道とは

「未知の細道」は、未知なるスポットを訪ねて、見て、聞いて、体感して毎月定期的に紹介する旅のレポートです。
テーマは「名人」「伝説」「祭り」「挑戦者」「穴場」の5つ。
様々なジャンルの名人に密着したり、土地にまつわる伝説を追ったり、知られざる祭りに参加して、その様子をお伝えします。
気になるレポートがございましたら、皆さまの目で、耳で、肌で感じに出かけてみてください。
きっと、わくわくどきどきな世界への入り口が待っていると思います。