開店当初は、ひとりも客が来ない日が何度もあった。オープンから半年は赤字が続き、「さすがにへこみました」と当時を振り返る。
「でも根拠のない自信があったんです。ちゃんとしたものを出していたら、いつかわかってもらえるはずだって」
「来てくれる人の飲みたいものを提供する」ために、浅煎りから深煎りまで幅広く取り扱うようになった。エスプレッソ系やカフェラテなども用意し、メニューのラインナップを充実させた。
お客さんが来だしたのは、オープンから半年を過ぎたころ。口コミやSNSの発信に加え、「ラボ」時代に豆を譲っていた人たちが足を運んでくれた。じわじわと客数が伸び、開店当初の赤字を巻き返せるまでになった。
「ちゃんとしたものを出していたら、いつかわかってもらえるはず」という長澤さんの信念は、着実に実を結びつつあった。2年目、3年目と売り上げは順調に伸びていった。
未知の細道の旅に出かけよう!
世界から注目される盛岡の小さなコーヒー店の軌跡
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