未知の細道
未知なる人やスポットを訪ね、見て、聞いて、体感する日本再発見の旅コラム。
205

北海道河東郡鹿追町

北海道にある然別湖は、冬になると完全に凍結する。厳冬期だけ、その湖上に出現するのが「然別湖コタン」。そこは大人たちの「遊び」から始まった――。

文= 川内イオ
写真= 川内イオ
未知の細道 No.205 |10 March 2022
  • 名人
  • 伝説
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  • 穴場
北海道十勝管内鹿追町

最寄りのICから【E38】道東自動車道「芽室IC」を下車

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#1想像がつかない風景

何年も前から、ずーーーーっと行きたかった場所がある。

冬の然別湖だ。

北海道の十勝管内鹿追町にある然別湖は、標高810メートルにある自然の湖で、冬になると完全に凍りつく。その氷の湖上で開催されているのが、「然別湖コタン」。コタンとはアイヌの言葉で「集落・部落」を表す。

1982年から始まった「然別湖コタン」は、1月末から3月の半ばの厳冬期だけ、氷で作られたバーや雪のブロックで建てたイグルー、氷上露天風呂などが現れる期間限定の集落なのだ。

凍りついた湖上にある氷のバーでお酒を飲んだり、露天風呂に入ったり……目をつぶって想像をしてみるだけで――って、ぜんぜん想像つかないよ! だからこそ、行ってみたい!

そう願って数年、まるで恋するように想いを募らせていた僕は、ようやく取材の機会を得て、鼻息荒く然別湖へ向かった。

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未知の細道とは

「未知の細道」は、未知なるスポットを訪ねて、見て、聞いて、体感して毎月定期的に紹介する旅のレポートです。
テーマは「名人」「伝説」「祭り」「挑戦者」「穴場」の5つ。
様々なジャンルの名人に密着したり、土地にまつわる伝説を追ったり、知られざる祭りに参加して、その様子をお伝えします。
気になるレポートがございましたら、皆さまの目で、耳で、肌で感じに出かけてみてください。
きっと、わくわくどきどきな世界への入り口が待っていると思います。