未知の細道
未知なる人やスポットを訪ね、見て、聞いて、体感する日本再発見の旅コラム。
204

茨城県水戸市

巷で「スーパー公務員」と呼ばれている一人の行政職員が、水戸市にいるらしい。その噂は街を超えて全国にも轟くほどだという。その人、須藤文彦さんと、後輩の深谷晃一さんと仲間たちがやっている、水戸の町歩きツアーに参加してみた。

文= 松本美枝子
写真= 松本美枝子
未知の細道 No.204 |25 February 2022
  • 名人
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茨城県水戸市

最寄りのICから【E6】常磐自動車道「水戸IC」を下車

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#1噂の水戸市内観光

早朝の水戸駅前のホテルのロビー。蝶ネクタイとスーツで、ビシッと決めた男性ふたりが、何やら打ち合わせしている。どうやらホテルマンとは違うようだ。手にはプロバスケットボール「Bリーグ」の1部リーグ、B1リーグに所属する「茨城ロボッツ」の旗を持っている。チームの本拠地はここ、水戸市だ。

まるで執事のようなかっこうのふたり組は、須藤文彦さんと深谷晃一さんという。ふたりがガイドを務める、水戸の半日観光案内ツアーがこれから始まる。これがめちゃくちゃおもしろい! という風の噂を私は聞きつけたのだった。

やがてこのツアーに参加するお客さんたちが、ロビーに集まりだした。参加者の共通点は水戸市外からやってきたということ、そして「茨城ロボッツ」のファンであるということ。昨年2部リーグのB2からB1に昇格した茨城ロボッツは、今や地元で熱狂的に愛される存在になりつつある。

参加者と共に(右端:須藤文彦さん、左端:深谷晃一さん)

この10名のお客さんは、前日に開催された茨城ロボッツの試合を見て、このホテルに泊まり、今日はこのツアーに参加したのち、ロボッツの試合会場であるアダストリアみとアリーナへと移動し、二日連続で試合を観戦するのだという。つまりロボッツの試合を見に来たお客さんのための、水戸市内観光ツアーなのだ。主催は水戸観光コンベンション協会。

ところで須藤さんと深谷さんは、本職の観光ガイドではない。実は水戸市役所の職員で、先輩後輩の間柄だ。しかもこのふたり、観光を担当する課に所属しているわけでもないのだという。なぜ、そんなふたりが水戸の観光案内役を務めるのか? それには須藤さんの20年以上に及ぶ、公務員生活と深い関わりがあるらしい。

須藤さんを先頭に、水戸の町歩きツアーが、いよいよはじまった!

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未知の細道とは

「未知の細道」は、未知なるスポットを訪ねて、見て、聞いて、体感して毎月定期的に紹介する旅のレポートです。
テーマは「名人」「伝説」「祭り」「挑戦者」「穴場」の5つ。
様々なジャンルの名人に密着したり、土地にまつわる伝説を追ったり、知られざる祭りに参加して、その様子をお伝えします。
気になるレポートがございましたら、皆さまの目で、耳で、肌で感じに出かけてみてください。
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