未知の細道
未知なる人やスポットを訪ね、見て、聞いて、体感する日本再発見の旅コラム。
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「大人の部活」はじめませんか?

〜みなとみらいのBUKATSUDOで仮入部〜

文= 志賀章人
写真= 志賀章人、丹野雄二(一部提供)
未知の細道 No.59 |20 January 2016 この記事をはじめから読む

#5人見知りの呪縛も解けるコミュニティ

「はじめて会ったときに、自己紹介からはじまらないんです。『こんにちは』『どうも』ではなく、餃子部だったら『このくらいの大きさでいいんですかね』とか『そのカタチ、うまいですね』とか(笑)。話すキッカケが多いんですよね」

思えば、ぼくもそんなことを話していた気がする。人見知りのせいで、パーティーではいつも部屋の片隅でひとりぼっちなぼくなのに、BUKATSUDOでは自然と馴染めたことが不思議だった。

「ここに集まる人たちは、持っているエネルギーの温度が同じなのかもしれません。たとえ興味は違っても、そのこだわりかたに共感できちゃうみたいな」


川島さんによると、「レコード部」「餃子部」「SF部」「昭和文化研究部」「本屋研究室」「ものつく倶楽部」「手芸部」「デコパージュ部」「鍋部」「伝統芸能部」、それ以外にも多くの部活があるという。どれもユニークでおもしろいが、ともすればニッチと言わざるを得ない部活もある。立ち上げの際、部員が集まるかどうか、不安はなかったのだろうか。

「ニッチであるほど、同じ興味を持つ人が打ち解けるのも早いと思います。SF部では『予告編ナイト』として、50本ものSF映画の予告編を観ながら見所について議論していました。2、3人集まるだけでもマニアックな分だけ共感できることも多いみたいで、それはもうすごい盛り上がりでした。そんなふうに一度でも楽しめたら何度も参加してくれます。BUKATSUDO全体のホームページやフェイスブックページを見てくれている方はいるので、盛り上がった日のレポートを書いたり、写真をアップしたり、そんなことでもちゃんと続けていると、少しずつ部員は増えていくんです」

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未知の細道 No.59

ライター 志賀章人(しがあきひと)

「え?」が「お!」になるのがコピーです。
コピーライターとして、核を書くことで、あなたの言葉にならない想いを言葉にします。
京都→香川→大阪→横浜で育ち、大学時代にバックパッカーとしてユーラシア大陸を横断。その後、「TRAVERINGプロジェクト」を立ち上げ、「手ぶらでインド」「スゴイ!が日常!小笠原」など旅を通して見つけたモノゴトを発信中。次なる旅は、夫婦で世界一周!シェアハウス暦8年の経験から、子育てをシェアする未来の暮らしも模索中。
伝えたいことを、伝えたいひとに、伝えられるようになる。そのために、仕事のコピーと、私事の旅を、今日も言葉にし続ける。
「新聞広告クリエーティブコンテスト」「宣伝会議賞」「販促会議賞」など受賞・ファイナリスト多数。

未知の細道とは

「未知の細道」は、未知なるスポットを訪ねて、見て、聞いて、体感して毎月定期的に紹介する旅のレポートです。
テーマは「名人」「伝説」「祭り」「挑戦者」「穴場」の5つ。
様々なジャンルの名人に密着したり、土地にまつわる伝説を追ったり、知られざる祭りに参加して、その様子をお伝えします。
気になるレポートがございましたら、皆さまの目で、耳で、肌で感じに出かけてみてください。
きっと、わくわくどきどきな世界への入り口が待っていると思います。