宮城県栗原市
宮城県仙台市の中心部から東北自動車道を使って1時間ちょっと。東北新幹線の駅「くりこま高原駅」にやってきた。この駅がある栗原市は、渡り鳥の冬の休息地として世界的に知られる伊豆沼・内沼を擁す、自然豊かな場所。その自然を満喫するためのツーリズムが多数企画されているようなのだ。今回は私、運動不足ライターの挑戦もかねて、自転車で巡るツーリズムを体験することに。自転車に乗るの自体が9年ぶりくらいなのだが……果たして、旅完遂なるか!?
最寄りのICから【E4】東北自動車道「築館IC」を下車
最寄りのICから【E4】東北自動車道「築館IC」をを下車
アラフォーのライターである私は、運動不足だ。自然豊かな地方に住んでいるため移動はすべて車。「歩いて5分の距離でも車に乗ってしまう」というのは、地方在住者あるあるだ。でも、最近周りの先輩たちによく言われる「40歳までに体を動かすことを癖づけなさい」と。そして、周囲を見渡すと、旅先でジョギングをして風景を楽しんだり、サイクリングや山登りを目的に旅をしている人も多い。そういう旅の楽しみ方って、思えばあまりしてこなかった。
ならば自分にできそうな範囲のアクティブな旅ってどんなものだろう。そう思っていろいろと検索してみると、全国各地で今、電動自転車に乗って各地を巡るプログラムを行っているようだ。これなら私もできるのでは? と興味がわいて、自分が参加したいものを探してみた。
すると、以前、未知の細道の旅で渡り鳥を見に行ったときに、「夏はこの沼、蓮の花がたくさん咲いてすごくきれいだよ」と教えてもらった場所で、電動自転車を貸し出していることを発見。早速、問い合わせ先になっていた観光協会に電話してみた。
自転車レンタルの申し込みと合わせて、せっかくならガイドもお願いしようと話を振ってみると、「ちょうどその頃、モニターツアーをやろうと思ってたんです」とのこと。メールで日程調整後、「8月4日、くりこま高原駅に9時集合」と決まった。