到着したひしの実でランチ。サイクリングの旅にホットサンドとドリンクがついてきた理由は、このメニューがどれも地元の魅力を伝えるべく考えられたものだから。
これまでも栗原市の食のブランディングに従事してきた料理家がメニュー開発を手伝い、市内のケール生産者「有限会社 耕佑」のケール、サイクリングの立ち寄りスポットとして人気の「伊豆沼農産」のハム、そのほかにも地元の野菜などをふんだんに使ったメニューを展開している。
体を使った後に食べるボリューム満点のサンドイッチは嬉しいし、紫蘇ジュースやかき氷も、一つひとつの背景に今日巡ってきた地域があるのだと思うと、おいしさもより噛み締めたくなる。食いしん坊の私にとっては、地元の旬の素材を使った食は旅に不可欠。どんな旅をするにしても、楽しみの半分を占めているといっても過言ではない。だから旅の締めくくりがおいしいごはんだったのは最高だった。