「具体的に本屋をやろうと思いついたのはちょうど1年前、2021年の1月末くらいでした。それで、栗原(慶太郎)にね、本屋をやるって言ったんだよね」
栗原さんは保育園時代からの幼なじみで、荻田泰永遠征事務局で冒険のサポートなどを行ってきた人である。それは、「相談」などではなくすでに決定したことだった、と栗原さんは言う。
「本屋をやりたい、じゃなくて、本屋をやる、って言ったんですよね。でも驚きはしなかったですね。もともと本を読んでいる姿をいつも見てたし、本もたくさん持っていましたから」
というわけで、ふたりは「冒険研究所書店」の立ち上げに向けて動き始めた。
古本を売買するために古物商の許可を取り、Twitterで書店を始めることを宣言。すると大船にあるポルべニールブックストア(大船)の店主、今野典彦さんから「わからないことがあったらなんでも教えますよ」とリプライがあった。さっそく大船を訪ね、さまざまな書店運営のノウハウを授かった。さらに内装や本の仕入れに必要な資金を集めるためにクラウドファンディングを開始。約300人の支援者から342万7780円を集めた。
そして5月24日に「冒険研究所書店」がオープン!!!