未知の細道
未知なる人やスポットを訪ね、見て、聞いて、体感する日本再発見の旅コラム。
184

大煙突は知っている。 絶景のオオシマザクラと天気相談所の秘密

文= 松本美枝子
写真= 松本美枝子
未知の細道 No.184 |26 April 2021
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#3オオシマザクラが咲く山へ

出発前に今日一枚目の記念撮影!

出発の前に、公園のすぐ下にある神峰神社で登山の安全祈願をして出発だ。ここにも美しい桜があった。田上さんが「本来、神峰神社は神峰山の山頂にあるのだけれど、登れない人のために、ここにも代わりの神社があるんです」と教えてくれた。

神峰山神社のしだれ桜

かみね公園を通って、ハイキングコースの入り口へ向かう。公園もすでに日立アルプスの一部のようなもので、なかなかきつい斜面が続く。そしてどこもかしこも桜が咲き誇り、平日ながら公園内のかみね遊園地やかみね動物園には桜を楽しんで散歩する人たちがいて、華やいでいた。

公園の中にも、カンブリア紀の露頭(地層や岩体が地表に露出している部分)があり、それらを観察しながら、本日1番目の山、鞍掛山の入り口を目指して歩いた。

かみね公園では桜だけでなく、5億年前のカンブリア紀の地層も観察できる。
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未知の細道とは

「未知の細道」は、未知なるスポットを訪ねて、見て、聞いて、体感して毎月定期的に紹介する旅のレポートです。
テーマは「名人」「伝説」「祭り」「挑戦者」「穴場」の5つ。
様々なジャンルの名人に密着したり、土地にまつわる伝説を追ったり、知られざる祭りに参加して、その様子をお伝えします。
気になるレポートがございましたら、皆さまの目で、耳で、肌で感じに出かけてみてください。
きっと、わくわくどきどきな世界への入り口が待っていると思います。