福島県福島市
全国各地でさまざまな芸術祭が行われているなか、福島の飯坂温泉で新しい、ちょっと変わった芸術祭が行われるという。場所はなんと休業中の旅館。いったいどんなアートプロジェクトなのだろうか?さっそく訪ねてみた。
最寄りのICから【E4】東北自動車道「福島飯坂」を下車
最寄りのICから【E4】東北自動車道「福島飯坂」を下車
いま全国各地で、さまざまな「〇〇芸術祭」「〇〇アートプロジェクト」などと呼ばれるものが行われている。芸術祭ブームだ。すでに何年も継続して、その土地の名物として、遠くから多くの鑑賞者がやってくる芸術祭もあれば、日本を代表する大都市で行われる大規模な芸術祭もある。まだ始まったばかりの、小さな町での小さな芸術祭もたくさんあるだろう。
これらは数週間から数カ月程度の期間で行われ、美術の展示と音楽や演劇といったパフォーマンスの上演などと共に、観光や地域おこしを組み合わせた総合的なイベントとして、「地域アート」と呼ばれることもある。
さてゴールデンウィークが始まる少し前、福島の飯坂温泉街の一角で、新しい芸術祭が行われるという話を聞いた。期間は5月5日から6月3日の週末のみ。場所は現在休業中の「清山」という旅館だという。その名も『清山飯坂温泉芸術祭 SIAF2018』。
旅館一ヶ所だけで行われる芸術祭というのは、ちょっと珍しいかもしれない。なぜなら、芸術祭はその地域の何ヶ所かを展示会場とすることが多く、1日かけて幾つもの展示会場を回ることは当たり前で、自治体が主催する大規模なものであれば、芸術祭全体を見るのに数日かかることも多い。だからこれはおそらくコンパクトな設計の芸術祭なのだろうな、と思って興味が沸いた。
せっかくなので、美術館で働く知り合いも誘うことにした。美術館でエデュケーター(教育普及専門の学芸員)として働く森山さんである。
5月のとある日曜日、私たちは3時間かけて『清山飯坂温泉芸術祭』へと、たどり着いたのであった。「清山」は古いけれど、立派な門構えの大きな旅館で、遠目にもすぐにわかった。その門には、カラフルで大きなパッチワークがはためいていた。
未知の細道の旅に出かけよう!
飯坂温泉&「フェスティバルFUKUSHIMA!2018」を楽しむ旅プラン
予算の目安15000円〜
※本プランは当サイトが運営するプランではありません。実際のお出かけの際には各訪問先にお問い合わせの上お出かけください。
松本美枝子