冬の名物そり遊びを「夏にも体験したい」という声がたくさんのお客さんから届き、帆苅さんはなんとアイスホールのなかにもそりのコースを一本作った。だから、夏でもジェットコースター級のそり遊びができる。さすが、実験館から35年間、オンリーワンを追求する男である。
アイスパビリオンは大きく宣伝をしていないから、初めて知ったという読者もいるだろう。でも今回取材をしてみて、まさに掘り出し物! と感じた。施設のなかと外でこんなに驚きがいっぱいで楽しめるところは、なかなかない。
北海道が大好きな僕は、今度は家族連れでまた冬に再訪しようと心に誓った。妻や娘がマイナス41度の風を浴びてどんなリアクションをするのか、ジェットコースター級のそりに乗ってどんな顔をするのか、想像したらニヤニヤが止まらない。