栃木県矢板市
静かな山の中に、とっても小さな本屋さんがあるらしい!?山道をぐんぐん進んだ先に見つけたのは、玉手箱のような本屋さんだった。今回はそんな「Bullock Books」と、その周囲に溢れるたくさんの「物語」である。
最寄りのICから【E4】東北自動車道「矢板IC」を下車
最寄りのICから【E4】東北自動車道「矢板IC」を下車
──栃木の静かな山の中に、とても小さな本屋さんがあるらしい。
そんな噂を聞いたのは、今年の5月のことだった。名前は、Bullock Books (バロックブックス)。
うーん、気になる! なにしろ、現代の出版界というのは東京や大阪などの大都市ですら、次々と本屋さんが消えていく冬の時代。そんな冷たい荒波に逆らうかのように、Bullock Booksは去年の冬に、しかも山の中にオープンしたばかりだ。
どんな人が運営しているんだろう!?
どんな本があるんだろう!
というわけで、夏のある朝、私は栃木県の矢板に向かった。旅の相棒は栃木市でエピスリー(調味料・食料品店さん)を営む友人・増山やよいさん(マッシー)である。朝9時半に矢板駅で落ち合った私たちは「楽しみだねー!」「どんなところなんだろう!」とワクワクしながら、Bullock Books店主との待ち合わせ場所に向かった。