未知の細道
未知なる人やスポットを訪ね、見て、聞いて、体感する日本再発見の旅コラム。
252

北海道網走市

友人、知人の絶賛が止まらない北方民族博物館。訪ねてみたら、感嘆、驚嘆、親近感で満たされた。

文= 川内イオ
写真= 川内イオ/古谷さおり/マエノメリ史織
未知の細道 No.252 |11 March 2024
  • 名人
  • 伝説
  • 挑戦者
  • 穴場
北海道網走市

最寄りのICから【E39】旭川紋別自動車道「遠軽IC」を下車

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#1「めっちゃおもしろい!」を連発

「あそこは本当に素晴らしい」と友人、知人が口を揃えて絶賛する場所がある。北海道の網走市にある、北海道立北方民族博物館だ。

僕は日本を代表する北方民族、アイヌが登場するマンガ『ゴールデンカムイ』のファンだし、動物好きということもあって、以前からトナカイと共生するシベリアの遊牧民ネネツやモンゴルの遊牧民ツァータン(ドゥハ)の取材に行ってみたいと思っていた。冒険家、作家の角幡唯介さんの著書で知ったグリーンランド最北の村シオラパルクのイヌイットの犬ぞり猟にも興味津々だ。

自宅にある北方民族に関する雑誌や書籍。

だから、話を聞くたび一度は行ってみたいと思っていた僕は、初めての北方民族博物館で「すごい!」「めっちゃおもしろい!」を連発していた。今回博物館を案内してくれたのは、学芸員の野口泰弥さん。現地で感じた興奮を味わってほしいから、そのツアーの一部を紹介しよう。

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未知の細道とは

「未知の細道」は、未知なるスポットを訪ねて、見て、聞いて、体感して毎月定期的に紹介する旅のレポートです。
テーマは「名人」「伝説」「祭り」「挑戦者」「穴場」の5つ。
様々なジャンルの名人に密着したり、土地にまつわる伝説を追ったり、知られざる祭りに参加して、その様子をお伝えします。
気になるレポートがございましたら、皆さまの目で、耳で、肌で感じに出かけてみてください。
きっと、わくわくどきどきな世界への入り口が待っていると思います。