「伝える」ことに重きを置く石垣さんたちは、直売所外にも活動を広げている。JAや行政とも協働するようになり『大館市まるごと体験推進協議会』を設立。2015年には「大館まるごと劇団」を立ち上げ、農村体験をする修学旅行生を受け入れるときに、踊りあり寸劇ありの秋田弁講座をするようになった。女子高生やアフロヘアなどお茶目な仮装に身を包んで秋田弁を話すと、地域のことをより深く知ってもらえる実感があるそうだ。
「毎回変えて楽しんでやっています。3代目J SOUL BROTHERSのランニングマンを足痛い母さんたちも一生懸命やったりね。そのときは、『来ないべびょん(こないでしょう)』、『来るびょん(来るでしょう)』って言い合ってるところにみんなであのステップで登場したの」と石垣さん、盛大に思い出し笑い。
みんなで秋田弁バージョンのラジオ体操も創作。きりたんぽ体験や農作業の前に体をほぐす場が大いに和む。「ちょっと聞いてみる?」とラジカセを鳴らしてくれた。
「へば!けがっこしねぇようにラジオたいそうやっぺ?。いつ、にー、さん、し?」