未知の細道
未知なる人やスポットを訪ね、見て、聞いて、体感する日本再発見の旅コラム。
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豪雪地帯の「奇跡の集落」で、かき氷を食べてみる!?

文= 松本美枝子
写真= 松本美枝子
未知の細道 No.132 |25 February 2019
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#4豪雪地帯で汗をかく?!

 さて作り始めて1時間。屋根代わりのブルーシートもかけ終わり、ほんやら洞が出来上がった。

 苦戦しているのはかまくら作りである。内田さんは、一人必死になって潜って掘っている。ほんやら洞を完成させたみんなが助っ人にまわり、かまくらの内部からかき出された雪を、雪国の必需品「スノーダンプ」で外へと運び出していく。 かまくらの内部の空間が大きくなると、多田さんと安藤さんも中に入って、雪かきを始めた。

 杉崎さんのプレゼン通り、新潟の雪は水分を多く含んでいて、とても重い。みんなで必死に雪かきをしているうちに、汗をかいている。いつの間にか木綿のパーカ姿の安藤さんは「もっと薄着になりたいくらいです」と言うほどだ。
 真剣に雪かきすると、それくらい暑いということが、豪雪を知らない私にも身をもって分かったのだった!

未知の細道のに出かけよう!

こんな旅プランはいかが?

奇跡の集落「池谷集落」を巡る旅プラン

予算の目安15.000円〜

最寄りのICから【E17】関越自動車道「六日町IC」を下車
1日目
まずは「池谷集落」へ。
冬は日本有数の豪雪地帯の雪景色を楽しもう。
春から夏にかけては、美しい棚田の風景や、山菜採りなどを楽しめる。
またNPO法人地域おこしでは、年間を通じて田植えや稲刈り、マルシェなど、さまざまな交流イベントを行っている。サイトをチェックして、イベントに参加し、豊かな自然に触れ、集落の人たちと交流するのも楽しい体験になるだろう!

周辺の民宿のほか、NPO法人地域おこしの会員になれば 「池谷分校 やまのまなびや」に宿泊することもできる。詳細はNPO法人地域おこしへ。
2日目
引き続き池谷集落を巡る。池谷集落には、中越地震復興の地域おこしへの過程で作り上げた「池谷・入山“宝探し”マップ」がある。「池谷分校 やまのまなびや」でマップを入手し、池谷集落の宝を探して歩いてみよう。
午後は十日町の市街地を散策、市内の温泉もおすすめだ。

※本プランは当サイトが運営するプランではありません。実際のお出かけの際には各訪問先にお問い合わせの上お出かけください。

未知の細道とは

「未知の細道」は、未知なるスポットを訪ねて、見て、聞いて、体感して毎月定期的に紹介する旅のレポートです。
テーマは「名人」「伝説」「祭り」「挑戦者」「穴場」の5つ。
様々なジャンルの名人に密着したり、土地にまつわる伝説を追ったり、知られざる祭りに参加して、その様子をお伝えします。
気になるレポートがございましたら、皆さまの目で、耳で、肌で感じに出かけてみてください。
きっと、わくわくどきどきな世界への入り口が待っていると思います。