金沢在住で3年間、山水荘のサポートをしてきた金山さんも能登島の様子が気になり、石田さんへ連絡をとり続けていたうちのひとりだ。金山さんは石田さんを「マスター」と呼ぶ。
「マスターのイルカファーストの考え方だったり、あの若さで能登島を盛り上げようしている姿だったりを見ていると、応援したいと思うんです」
そして、こう続けた。
「マスターがボランティアで東北の子どもたちを受け入れていたという話を周りから聞いていました。今回、能登半島地震が起きたときに真っ先に駆けつけて来たのが、当時小学生で今は大人になったその子たちだったんです。それを見て、なにか自分にもできることがあるだろう、身近なところからでも始めたい、と思いました」
金山さんは山水荘とタッグを組み、「島遊び事業部」と名付けて子どもや大人、犬も楽しめるアクティビティーを行っている。過去にマリンガールだったことやダイビングを教えてきた経験が豊富なことから、イルカと一緒に泳ぐコツも教えている。
「県内でもあまり知られていないけど、能登島の自然ってすごいんですよ。沖縄のような景色が見られるんです。それをたくさんの人に知って欲しい。そして能登が癒やされる場所であって欲しいな」