「『かふぇまる』のすぐ近くに、ヒンドゥー教の寺院『スリ・ラム・ヒンドゥー・テンプル』とコミュニティセンターがあるから、行ってみましょう」と小笠原さん。ここを作ったインド人のオーナーと仲良くなり、このお寺にもよく訪れるようになって交流を続けているという。ここには近隣はもとより、東京からもインドの人々がやってくるそうで、お祭りの時など、たくさんのインド人たちが踊りまくる姿は壮観らしい。
この日は寺院のスタッフが、祭壇を開けて見せてくれた。ピンクや青、紫、赤など鮮やかな色が目に飛び込んでくる。お寺というとモノトーンのイメージがある私にとっては、こんなにきらびやかな祭壇は、おどろくばかりだ。一緒に、祭壇におまいりをしたあと、スタッフの彼女が優しい英語でお茶をすすめてくれたので、遠慮なくごちそうになった。本場のチャイは甘すぎず、スパイスが効いていてとてもおいしい。さらに冷たい緑色のお茶と、祭壇にお供えしてあったりんごとバナナまでいただき、お腹がいっぱいになったのだった。