未知の細道
未知なる人やスポットを訪ね、見て、聞いて、体感する日本再発見の旅コラム。
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気分は『ニュー・シネマ・パラダイス』

100歳越えの現役映画館で過ごす贅沢な休日

文= 小野民
写真= 小野民
未知の細道 No.136 |25 April 2019
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#5世界を中心にまちは変わるか

入場料の他、募金も大事な資金源。取材中も募金として金一封を持ってきた年配の方に出会った。

 「映画館の運営が落ち着いてきた今こそ、まちづくりの方にも本腰を入れないと」と上野さんは言う。

 上野さんは、「高田のまち文化を守る会」という団体の主宰者でもあり、街歩きイベントなども開催する。寺が並ぶ静謐な「寺町」や、にぎやかな商店街、街歩きに最適な変化に富んだ街の魅力を、若い世代にも知ってもらい、残していきたいと願う。

 そんな上野さんにとっての朗報は、昨年映画館の隣に「cafe世界ノトナリ」ができたこと。目の前の空き地ももうすぐ広場になる予定で、少しずつ変化は起こっている。

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未知の細道とは

「未知の細道」は、未知なるスポットを訪ねて、見て、聞いて、体感して毎月定期的に紹介する旅のレポートです。
テーマは「名人」「伝説」「祭り」「挑戦者」「穴場」の5つ。
様々なジャンルの名人に密着したり、土地にまつわる伝説を追ったり、知られざる祭りに参加して、その様子をお伝えします。
気になるレポートがございましたら、皆さまの目で、耳で、肌で感じに出かけてみてください。
きっと、わくわくどきどきな世界への入り口が待っていると思います。