未知の細道
未知なる人やスポットを訪ね、見て、聞いて、体感する日本再発見の旅コラム。
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[ 第50回特別企画 ]まだ見ぬ絶景をドライブ! 未知の絶景 [ 後 編 ]

文= 志賀章人
写真= 志賀章人
動画撮影= 株式会社ネクスコ東日本イノベーション&
コミュニケーションズ

未知の細道 No.51 |20 September 2015
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#15日本最大級の「さっぽろ大通ビアガーデン」

「アジサイとヒマワリとコスモスが一緒に咲いている」

夏の北海道をそう表現する人がいた。関東では、梅雨に咲くアジサイが夏の始まりを予感させ、真夏のヒマワリが花火と同時に花開き、夏の終わりのコスモスに秋の準備をする。季節の移り変わりをカレンダーより色鮮やかに教えてくれる野の花だが、北海道では勝手が違う。夏があまりに短いからだ。その狂い咲きっぷりは「人」にも当てはまるのかもしれない。

さっぽろ大通ビアガーデン。その規模は日本最大級と言われているが、もはやダントツNo.1であろう。全長1.5kmの大通公園に13,000席。その熱気はススキノにまで飛び火していて、通りという通りが歩けないほど、人、人、人。これまで北海道を旅して、地方の人の少なさを目の当たりにしてきたぶん、余計に違和感を感じる。調べてみると、やはりと言うべきか北海道の人口の3分の1以上が札幌に集中しているようだ。それほど多くの人たちが一堂に会して、短い夏をむさぼり食う。その光景もまた絶景には違いない。


----都市には都市の、夏には夏の絶景あり。----

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まだ見ぬ絶景をドライブ!
未知の絶景 [ 後 編 ]

ライター 志賀章人(しがあきひと)

「え?」が「お!」になるのがコピーです。
コピーライターとして、核を書くことで、あなたの言葉にならない想いを言葉にします。
京都→香川→大阪→横浜で育ち、大学時代にバックパッカーとしてユーラシア大陸を横断。その後、「TRAVERINGプロジェクト」を立ち上げ、「手ぶらでインド」「スゴイ!が日常!小笠原」など旅を通して見つけたモノゴトを発信中。次なる旅は、夫婦で世界一周!シェアハウス暦8年の経験から、子育てをシェアする未来の暮らしも模索中。
伝えたいことを、伝えたいひとに、伝えられるようになる。そのために、仕事のコピーと、私事の旅を、今日も言葉にし続ける。
「新聞広告クリエーティブコンテスト」「宣伝会議賞」「販促会議賞」など受賞・ファイナリスト多数。

未知の細道とは

「未知の細道」は、未知なるスポットを訪ねて、見て、聞いて、体感して毎月定期的に紹介する旅のレポートです。
テーマは「名人」「伝説」「祭り」「挑戦者」「穴場」の5つ。
様々なジャンルの名人に密着したり、土地にまつわる伝説を追ったり、知られざる祭りに参加して、その様子をお伝えします。
気になるレポートがございましたら、皆さまの目で、耳で、肌で感じに出かけてみてください。
きっと、わくわくどきどきな世界への入り口が待っていると思います。