未知の細道
未知なる人やスポットを訪ね、見て、聞いて、体感する日本再発見の旅コラム。
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[ 第50回特別企画 ]まだ見ぬ絶景をドライブ! 未知の絶景 [ 後 編 ]

文= 志賀章人
写真= 志賀章人
動画撮影= 株式会社ネクスコ東日本イノベーション&
コミュニケーションズ

未知の細道 No.51 |20 September 2015
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#14(未確認)トトロになれる「ラワンぶき」

道の駅「足寄(あしょろ)」に立ち寄ったときのこと。未知なる絶景を探すため、展示してある写真やポストカード、地元のフリーペーパーをひと通り眺めていく。そうして見つけたのが、この強烈なビジュアル。道の駅には観光案内所も併設されているので詳しく聞いてみた。

「“ラワンぶき観賞ほ場”に行けば見れますよ。ラワンぶきが勝手に自生してるだけの場所なので入場料も閉館時間もありません」北海道らしい大らかな回答である。そのあとに「あ、ちょっと待ってください」と呼び止められた。“ラワンぶき”のベストシーズンは6月上旬〜7月上旬で、僕が訪れた8月時点では微妙かもしれない、とのこと。ベストじゃなくてもシーズンには間に合うでしょ、そんな希望的観測は見事に外れることになる。

到着したラワンブキ観賞ほ場では、見るも無惨な光景が広がっていた。大きな葉っぱは虫に食われ放題で気味が悪く、3m級が立ち並ぶという巨大さも萎れてしまっては進撃しそこねた巨人にしか見えない。僕にとっては“未確認絶景”となってしまったが、ぜひ訪れた方は感想を聞かせてほしい。ちなみに日本一巨大化する理由はいまだ解明されていないらしい。


----道の駅には絶景探しのヒントがある。----

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まだ見ぬ絶景をドライブ!
未知の絶景 [ 後 編 ]

ライター 志賀章人(しがあきひと)

「え?」が「お!」になるのがコピーです。
コピーライターとして、核を書くことで、あなたの言葉にならない想いを言葉にします。
京都→香川→大阪→横浜で育ち、大学時代にバックパッカーとしてユーラシア大陸を横断。その後、「TRAVERINGプロジェクト」を立ち上げ、「手ぶらでインド」「スゴイ!が日常!小笠原」など旅を通して見つけたモノゴトを発信中。次なる旅は、夫婦で世界一周!シェアハウス暦8年の経験から、子育てをシェアする未来の暮らしも模索中。
伝えたいことを、伝えたいひとに、伝えられるようになる。そのために、仕事のコピーと、私事の旅を、今日も言葉にし続ける。
「新聞広告クリエーティブコンテスト」「宣伝会議賞」「販促会議賞」など受賞・ファイナリスト多数。

未知の細道とは

「未知の細道」は、未知なるスポットを訪ねて、見て、聞いて、体感して毎月定期的に紹介する旅のレポートです。
テーマは「名人」「伝説」「祭り」「挑戦者」「穴場」の5つ。
様々なジャンルの名人に密着したり、土地にまつわる伝説を追ったり、知られざる祭りに参加して、その様子をお伝えします。
気になるレポートがございましたら、皆さまの目で、耳で、肌で感じに出かけてみてください。
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