未知の細道
未知なる人やスポットを訪ね、見て、聞いて、体感する日本再発見の旅コラム。
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[ 第50回特別企画 ]まだ見ぬ絶景をドライブ! 未知の絶景 [ 後 編 ]

文= 志賀章人
写真= 志賀章人
動画撮影= 株式会社ネクスコ東日本イノベーション&
コミュニケーションズ

未知の細道 No.51 |20 September 2015
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#13真夏でも雪が残る「知床横断道路」

“日本最後の秘境”と言われる知床。主な見どころは車を降りて徒歩や船での観光となる。しかし、世界自然遺産をマイカーでドライブできる道もある。その名も「知床横断道路」。除雪不可能なまでの豪雪に加えて生態系への配慮もあって、18年の歳月をかけて開通(1980年)したこの道は、4月下旬〜10月までしか通れない“日本一開通期間の短い国道”でもある。

標高738mの知床峠を越える山道なのだが、頂上に着いたところで“真夏の雪”に出くわした。この旅で雪を見たのは最初で最後。冬の厳しさたるや、想像するだけで寒気がする。そう思いながらカメラのシャッターを押した瞬間、晴れていた空がモウモウと曇りはじめ、あっという間に真っ白な霧の世界に包まれた。北海道では、峠を越えれば天気も変わる。大雨が降っていたのにトンネルを抜けたら青空、なんてこともあり、出たとこ勝負な景色にまた期待してしまうのであった。


----峠を越える瞬間、トンネルを抜ける瞬間に注目。----

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まだ見ぬ絶景をドライブ!
未知の絶景 [ 後 編 ]

ライター 志賀章人(しがあきひと)

「え?」が「お!」になるのがコピーです。
コピーライターとして、核を書くことで、あなたの言葉にならない想いを言葉にします。
京都→香川→大阪→横浜で育ち、大学時代にバックパッカーとしてユーラシア大陸を横断。その後、「TRAVERINGプロジェクト」を立ち上げ、「手ぶらでインド」「スゴイ!が日常!小笠原」など旅を通して見つけたモノゴトを発信中。次なる旅は、夫婦で世界一周!シェアハウス暦8年の経験から、子育てをシェアする未来の暮らしも模索中。
伝えたいことを、伝えたいひとに、伝えられるようになる。そのために、仕事のコピーと、私事の旅を、今日も言葉にし続ける。
「新聞広告クリエーティブコンテスト」「宣伝会議賞」「販促会議賞」など受賞・ファイナリスト多数。

未知の細道とは

「未知の細道」は、未知なるスポットを訪ねて、見て、聞いて、体感して毎月定期的に紹介する旅のレポートです。
テーマは「名人」「伝説」「祭り」「挑戦者」「穴場」の5つ。
様々なジャンルの名人に密着したり、土地にまつわる伝説を追ったり、知られざる祭りに参加して、その様子をお伝えします。
気になるレポートがございましたら、皆さまの目で、耳で、肌で感じに出かけてみてください。
きっと、わくわくどきどきな世界への入り口が待っていると思います。