芝商店会には約60店舗が加盟していて、「芝辛・激辛ストリート」に参加しているのは25店舗。目印になるのが、激辛ストリートのキャラクター「カラビット」が描かれたのぼりだ。
僕らは、会長からもらったコロナ前の2019年に開催された激辛スタンプラリーの地図とのぼりを頼りに、周囲を歩き回った。「25店舗ある割にのぼりが少ない」というのが第一印象だったんだけど、さまざまな事情でのぼりを出していない店も多いと知ったのは、龍祥軒での食事の後。参加店舗が掲載されている「芝辛・激辛ストリート」のホームページを見るのが、確実だ。
たい焼きに続いて食べ歩き感覚で、「次はたこ焼き!」と訪ねたお店「たこ王子」は、残念ながら16時オープン。それなら、と次に目指したのは「うなぎの小ノ孝」。ここは激辛山椒を用意しているそうで、ブート・ジョロキアとは違った辛味を体験したかったんだけど、その日は休業……。その次に選んだのが、龍祥軒だった。
冒頭に記したように、龍祥軒で意外なほどにうま辛いランチを堪能した後、ヒナエちゃんは職場に帰還。僕は、芝商店会で『はらぺこDINING』と八百屋『Crisp』を営み、の「激辛担当」として会長にキーマカレーを仕込んで届けている長川(おさがわ)秀記さんに話を聞きに行った。