未知の細道
未知なる人やスポットを訪ね、見て、聞いて、体感する日本再発見の旅コラム。
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たい焼き、ラーメン、ハンバーガー、いざ辛味の新境地へ 激辛ストリートで身も心もToo Hot

文= 川内イオ
写真= 川内イオ
未知の細道 No.229 |10 March 2023
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#6空振り続きのまち歩き

芝商店会の入り口。「芝」と書かれている。

芝商店会には約60店舗が加盟していて、「芝辛・激辛ストリート」に参加しているのは25店舗。目印になるのが、激辛ストリートのキャラクター「カラビット」が描かれたのぼりだ。

「カラビット」ののぼりがあれば確実に激辛メニューがある。

僕らは、会長からもらったコロナ前の2019年に開催された激辛スタンプラリーの地図とのぼりを頼りに、周囲を歩き回った。「25店舗ある割にのぼりが少ない」というのが第一印象だったんだけど、さまざまな事情でのぼりを出していない店も多いと知ったのは、龍祥軒での食事の後。参加店舗が掲載されている「芝辛・激辛ストリート」のホームページを見るのが、確実だ。

「激辛ジョロたこ」食べて見たかった。

たい焼きに続いて食べ歩き感覚で、「次はたこ焼き!」と訪ねたお店「たこ王子」は、残念ながら16時オープン。それなら、と次に目指したのは「うなぎの小ノ孝」。ここは激辛山椒を用意しているそうで、ブート・ジョロキアとは違った辛味を体験したかったんだけど、その日は休業……。その次に選んだのが、龍祥軒だった。

冒頭に記したように、龍祥軒で意外なほどにうま辛いランチを堪能した後、ヒナエちゃんは職場に帰還。僕は、芝商店会で『はらぺこDINING』と八百屋『Crisp』を営み、の「激辛担当」として会長にキーマカレーを仕込んで届けている長川(おさがわ)秀記さんに話を聞きに行った。

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未知の細道とは

「未知の細道」は、未知なるスポットを訪ねて、見て、聞いて、体感して毎月定期的に紹介する旅のレポートです。
テーマは「名人」「伝説」「祭り」「挑戦者」「穴場」の5つ。
様々なジャンルの名人に密着したり、土地にまつわる伝説を追ったり、知られざる祭りに参加して、その様子をお伝えします。
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