二代目渋滞予報士
渋滞予報士の期間 : H20.7~H24.7
学生時代に交通工学に関する研究に従事
第2回 サーパとドラみち、渋滞の原因を教えてもらう
第1回 サーパとドラみち、渋滞予報士と語る
第3回 サーパとドラみち、渋滞の緩和策を知る
第4回 サーパとドラみち、年末年始の渋滞予報を訊く
二代目渋滞予報士の原山です。
出たー!二代目!!
渋滞の原因の約7~8割は交通が集中することによって起こるもので、
残り約2~3割は工事や事故によるものなんだ。
ふーん。
交通集中渋滞のうち、上り坂およびサグ部が約6割、インターチェンジの合流部が約1割。
以前は料金所付近でも渋滞してたんだけど、ETCの普及でほぼ解消されたんだ。
“さぐ”ってなんだ?
ガンダム。
それはザク。
下り坂から上り坂にさしかかる凹部をサグって言うんだ。
上り坂やサグでは無意識に速度が低下する車があって、
車間距離が短くなった後ろの車がブレーキを踏むと、後続の車が次々とブレーキを踏むこととなって、
結果渋滞がどんどん後ろに伸びていくという訳なんだ。
へー。
インターチェンジの合流部も同じだね。
合流してくる車の影響で走行車線の速度が低下することによって渋滞が起こってしまうんだ。
平成21年3月に土日祝日の高速道路上限1000円の割引制度「休日特別割引」がスタートしました。
その後、平成22年6月に始まった「高速道路無料化社会実験」、そして平成23年の「東日本大震災」と、
4年間渋滞予報士を務めましたが、交通量や渋滞が大きく変動する期間であった記憶があります。
ただその分、様々なノウハウが蓄積でき、大きな財産になったようにも感じています。
予報も大事だけどさ、渋滞自体も解決して欲しいよな。
うん、そーだよね。
その通りなんだ。
渋滞予報士の仕事は、メディアに出て渋滞予報をお伝えして緩和につなげるだけでなく、
例えば道路や設備などを改良する・設置するといった渋滞そのものを減らすための施策を計画することも
やっているんだよ~!
その話は三代目渋滞予報士からしてもらうね。