近年、交通事故や車両故障などで高速道路の本線や路肩に立っていたドライバーなどが、他の車両にはねられて死亡する事故が激増しています。
事故の発生状況(平成25年上半期)(NEXCO東日本調べ)
平成25年上半期の事故の要因としては、下記のキーワード・傾向があげられます。
1.「人と車」
事故・故障の発生時などに、高速道路本線上や路肩で、人が後続車に轢かれるケース
2.「停止車両」
事故・故障や渋滞後尾など、停止している車両へ後続車が衝突するケース
3.「車外放出」
シートベルトの未装着により、事故発生時などに、車外に放出されるケース
これらに起因する死亡事故は、ドライバーのほんの少しの注意と行動で、死亡事故に至らずに済むケースです。詳しくは以下をご覧ください。
万が一、事故にあったらどうすれば良いの?
パトロールカーなどが到着するまでの間は、以下の手順でお待ちください。
- ハザードランプを付け、後続車に合図を出してください。
さらに、三角表示板や発炎筒を使い、後続車両に合図を出してください。
特に路肩に停止出来なかった場合は、後続車へ合図を出すことが重要です。 - 通行車両に十分注意して、ガードレールの外等安全な場所に避難してください
車から降りる際は、例えば路肩に停車した場合は助手席側から降りるなど、できるだけ安全な方法で降りましょう。
高速道路に停車している車に、後続車が衝突する事故は珍しくありません。
車内で待機しようとせず、ガードレールの外で救助を待ってください。 - 非常電話または道路緊急ダイヤル(「#9910」)で通報してください。
非常電話については以下で詳しく説明しています。
いざというときに備えて今から出来ること
事故や故障にあった際はパニックになりがちです。日頃から携帯電話のアドレス帳などに「道路緊急ダイヤル(#9910)」を登録しておくと、いざという時に便利ですので、ご登録をお願いいたします。