先端技術等を活用して、高速道路のリニューアルへの貢献
Road Zipper System(ロードジッパーシステム)は、LINDSAY社(米国)が開発・製造・販売しており、現在、日本ではNI&Cが国内での販売・リ-ス等を実施しています。
ロードジッパーシステム導入のメリット
- 工事規制等において通行車線と作業エリアをコンクリ-ト防護柵にて完全に分離することによる「安全性の向上」
- 車線規制の切り替え等、規制を迅速に実施することによる工事全体の「作業効率性の向上」
- お客さまのご利用の多い時間帯に合わせた工事規制範囲・通行車線数の変更による「工事規制渋滞の抑制」
【従来のラバコンによる規制方法よりも安全性・走行信頼性が高い結果を確認】
ロードジッパーシステムの概要
- ロードジッパ-システムは、コンクリ-ト防護柵の設置位置を専用の防護柵切替車両 (Barrier Transfer Machine「BTM」)により移動させることができるシステム
- BTM床下に曲線ガイドレーン(コンベア)を装備し、防護柵は、ガイドレーンの両側に付いた車輪部を通過時に持ち上がり移動
ロードジッパーシステムの活用事例
道央自動車道 北広島IC ~恵庭IC間
道央自動車道 北広島IC ~恵庭IC間
床版取替工事 車線数変更規制状況
北陸自動車道 中之島見附IC ~長岡JCT間
床版取替工事規制状況 (施工ヤード拡張)
日本仕様の小型BTM(N-Class)の開発・製作
- 従来のBTMは形状寸法が大きく規制範囲が広くなるため、日本仕様の小型BTM(N-Class )をLINDSAY社と共同で開発・製作
諸元 |
現BTM(RTS) |
小型BTM(N-Class) |
日本基準(大型特殊車両) |
車両幅(コンベア装着時) |
W=4.32m |
W=3.5m ドリフト走行(5°)2.80m |
(W=2.5m未満) |
車両幅(コンベア未装着) |
W=2.54m |
W=1.9m |
W=2.5m未満 |
車両長(コンベア未装着) |
L=12.8m |
L=11.8m |
L=12.0m未満 |
車両重量 |
22.3t(作業時:32.5t) |
16.7t(作業時:25.0t) |
1軸10t未満 |
防護柵移動量 |
3.0~5.5m |
3.0~4.7m |
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