魂を揺さぶる熱い音色
なまはげ太鼓
秋田

国指定重要無形文化財に指定されている「男鹿のなまはげ」と日本古来の和太鼓を融合させた、古くて新しい男鹿独自の郷土芸能です。

迫力の音を聞いてみよう

地元を愛する若者がつなぐ秋田の伝統
なまはげ太鼓 誕生秘話

なまはげ太鼓 誕生秘話

なまはげは、人々の怠け心を戒め、無病息災・五穀豊穣を願う神様といわれています。
男鹿半島では大晦日 (おおみそか)の夜に村の若者がなまはげの格好をして家々をまわる行事を江戸時代から続けていました。
昭和のおわり頃、地元の若者が「ふるさと・男鹿を元気づけ、楽しい町にしよう」となまはげと和太鼓を融合した「なまはげ太鼓」を始めました。
最初は砂利の駐車場での演奏から始まったなまはげ太鼓ですが、現在では秋田を代表する人気イベントとなっています。

なまはげの正体にせまる!
実はいい神様!?

実はいい神様!?

ちょっぴり怖いイメージがある男鹿のなまはげ。
本来の役割や名前の由来について解説します。

囲炉裏に長時間あたっているとできる「火だこ=ナモミ」。

ナモミができるということは、怠けてばかりいるということ。

ナモミはげ !!

ナモミができるような怠け者を懲らしめ、ナモミを剥ぎ取るため、なまはげはやってくる。

「ナモミはげ」  が  「なまはげ」  になりました

衣装や持ち物を観察してみよう

鬼のようなお面
昔は木の皮やザルで作っていましたが、今は木彫りやプラスチック製も使います。
木製の出刃包丁
木製に銀紙貼りの出刃包丁。火だこ=ナモミを剥ぎ取るための道具です。
蓑笠 (みのかさ)
神に扮するための大事な道具。なまはげの象徴です。

本場の郷土芸能を観に行こう!