和太鼓とともに魅せる華麗な演舞
さんさ踊り
岩手

盛岡市とその周辺地域で語り継がれてきた伝統のさんさ踊りは、各地域によって振り付けや衣装が異なります。息ぴったりの群舞は迫力満点。

真似して踊ってみよう

踊りのはじまりは鬼退治!?
さんさ踊り 誕生秘話

さんさ踊り 誕生秘話

むかしむかし、盛岡の城下町に羅刹 (らせつ)という鬼が現れ、悪さをしてあばれていました。
こまり果てた里人たちは、三ツ石神社の神様に、こう祈りました。「どうか鬼を退治してください...」
願いを聞き入れた神様は鬼をとらえ、二度と悪さをしないよう約束のしるしとして、境内の大きな三ツ石に鬼の手形を押させました。
鬼の退散を喜んだ里人たちが、三ツ石のまわりを「さんささんさ♪」と踊ったのが「さんさ踊り」の始まりだといわれています。

衣装や持ち物を観察してみよう

妻折笠 (つまおりがさ)
赤い牡丹や蓮華をかたどった造花で飾ります。
五色の腰帯 (こしおび)
鮮やかな5色の帯を腰に巻き付けます。
脚絆 (きゃはん)とワラジ
足元は動きやすさ重視。すねに脚絆を、履物はワラジで揃えます。

本場の郷土芸能を観に行こう!