下の写真、手前は見通しがいいのに、奥側はずいぶんと水しぶきが上がっていて、前が見ずらくなっていますよね。
そう!そうなんです。これが「高機能舗装」の威力なんです。
この舗装は、舗装の上部に従来より空隙(すき間)を多くつくってあるため、雨が降るとそのすき間に水がしみ込むので、路面に水が溜まらないんです。そのため、クルマが巻き上げる水しぶきが減って、前が見ずらくならないというものなんです。
ちなみに、この舗装、走るときにクルマから出る騒音も、すき間が吸収するので環境対策にも効果があるんです。これから造る高速道路は基本的に高機能舗装とし、既に完成している高速道路でも順次、高機能舗装化を進めていく計画にしています。